オーストラリアにおけるコロナウイルスのワクチン接種状況

新型コロナウイルス感染症によるパンデミックは、依然としてオーストラリアを含む世界各地で猛威を振るっています。

しかし、ワクチンの接種が開始されたことで、海外旅行などを含む日常生活がそう遠くない時期に再び戻ってくることが期待されています。

オーストラリアにおいては、コロナによる影響は他の国ほど大きくないものの、ワクチンの普及に関しては欧米諸国に比べてやや遅れています。

2021年6月5日現在で、オーストラリア全土において約500万人分のワクチンが接種されており、成人人口の約20%が初回接種を受けています。

しかし、現在のペースでは、政府がワクチン接種完了の目標として当初掲げていた2021年10月に全国民の接種を完了させるという状況には程遠く、完了までにはさらに1年程度を要するのではないかと考えられています。

これに対し、米国では6月5日時点で63%の成人が少なくとも1回の接種を受けており、英国ではその割合は75%となっています。ロイター通信の報道によると、日本では少なくとも1回の接種を受けた人はわずか9%にとどまっています。

オーストラリアでは、6月5日現在のコロナの感染者数は137人、累計の死者数は910人にとどまっていますが、これは国際的な国境の閉鎖や州境の封鎖など、政府による対策の影響が反映された状況と考えられています。

オーストラリア政府は、「オーストラリアに住むすべての人に、安全で効果的なワクチンを提供する」と宣言しており、50歳未満の人にはファイザー社のワクチンを、それ以上の年齢の人にはアストラゼネカ社のワクチンを優先的に提供することになっています。

アストラゼネカ社製ワクチンについて、極めて稀なケースではあるものの、血栓などの重篤な副作用が100万回の接種ごとに約4~6人の割合で発生することが指摘されていますが、オーストラリア政府は、”この割合は、アストラゼネカ社のワクチンを受けていない人に血栓が発生する自然発生率よりも低い “という見解を示しています。

ワクチン接種プログラムを迅速化するため、オーストラリア政府は、軍の高官であるジョン・フリューウェン中将をワクチン接種プロジェクトの責任者に任命し、スピードアップを図ろうとしています。

また、オーストラリア政府は、国内でのワクチン認証プログラムを計画していることを発表しました。これにより、既にワクチンの接種を完了した人は、どこかの州でロックダウンが実際された場合においても、州境を越えた移動制限を免除される可能性があります。

 

続く国境の閉鎖

しかし、依然としてオーストラリアの国境は閉鎖されているため、引き続き当面の間は旅行などを含む海外渡航は認められていません。

“オーストラリアの市民や永住権を持つ人は、政府より旅行の免除を受けるか、一部の渡航可能国への訪問でない限り、オーストラリアから出国することはできません。外国籍の方は、いつでもオーストラリアを出国することができます」と、政府のウェブサイト「Smart Traveller」に記載されています。尚、現在のところ渡航禁止の対象外となっているのはニュージーランドのみです。

また、外国人旅行者についても、オーストラリアへの入国は原則として禁止されています。6月5日現在、オーストラリアの国境は海外からの訪問者に対して閉鎖されたままで、一部の例外を除き、国民と永住者のみが再入国を認められている状況です。

日本などからオーストラリアに渡航する人は、出発の72時間前までにCOVID-19の検査を受け、チェックインの際に検査結果が陰性であることを示す証拠を提示する必要があります。

オーストラリアに到着した人は、指定された宿泊施設において14日間の隔離を受ける必要があり、別途、滞在する州における法律に従う必要があります。費用は自己負担で、大人一人あたり最大3,000豪ドルとなっています。

また、6月6日時点でオーストラリア政府は日本について、「COVID-19パンデミックによる健康被害のリスク等を考慮して、渡航しないでください」と勧告しています。同サイトでは、日本が東京を含む多くの都道府県で緊急事態宣言を6月20日まで延長したことを紹介しています。

尚、日本政府は日本への渡航を希望するオーストラリア人に対しては、COVID-19の検査結果が陰性であることが必要で、出発前72時間以内に検査を行う必要があると発表しています。

併せて日本に入国する際には、14日間公共交通機関の利用を控え、自宅などの指定された場所で隔離し、必要に応じて必要な位置情報を提供するよう求められます。

 

2022年の見通しについて

現在、オーストラリア人はニュージーランドへ隔離措置なしで渡航することができますが、2022年からは日本を含む他の国への渡航も順次可能になることが期待されています。

5月9日、マイケル・マコーマック副首相は、2022年には以前のように海外旅行が再び可能になる可能性があると述べました。会見時には、「私たちは、来年には海外旅行がCOVID以前の正常な状態に戻ることを期待し、期待し、期待しています」と言葉を残しています。

しかし、連邦政府の最新の報告書によると、海外からの旅行者に対する隔離プログラムが残っているため、海外旅行が再開されるのは早くても2022年半ばになると思われます。

しかし、オーストラリア政府は、COVID-19の感染状況に応じて、一部の国との間で「トラベルバブル」が形成される可能性も示唆しています。

隔離が免除される次の渡航先の候補としては、シンガポール、日本、韓国の名前が挙げられています。

しかし、世界的にはまだまだワクチンの接種が完了していない国が多く、以前のように自由に海外渡航ができるようになるまでには、まだしばらくの時間が掛かるものとの見方が大半です。

随時、弊社からも最新情報を更新して参ります。(HelloKids事務局)

 

 

オーストラリアの歴史をわかりやすい年表で見てみよう

長期的な経済成長を遂げたことでもその名を知られるオーストラリア。

 

実はこの国の発展は、第二次世界大戦後の歴史において大きな契機がありました。

 

今回は、1950年代から現代までのオーストラリアにおける歴史上の重要なターニングポイントをご紹介します。

 

1950s: 郊外の夢

1950年代のオーストラリアは、高い雇用率とによる好景気に国全体が沸いていました。オーストラリアの各地位では、都市近郊に大規模な区画の一戸建て住宅が建ち並ぶ新しい郊外エリアが開発され、人々は「郊外の夢」を楽しんでいました。

オーストラリアの人口は、イギリスだけでなく、ギリシャ、イタリア、オランダ、ドイツなど、戦後のヨーロッパからの移民によって、1,000万人にまで増加しました。

1949年、自由党党首のロバート・メンジースが政権を取り戻し、1966年まで統治を続け、オーストラリアの歴史上で最も長く首相を務めた人物となりました。

この時代における主な出来事としては、1954年の英国王室ツアー、1956年のテレビの登場などが挙げられる他にも、メルボルンで夏季オリンピックが開催されたことも大きなニュースでした。

この10年間は、オーストラリアが朝鮮戦争(1950~1953年)に参戦し、冷戦による影響と脅威に晒されていたにもかかわらず、比較的平和な時代と言えるでしょう。

1957年、日本とオーストラリアの間で日豪通商協定が締結され、二国間の貿易・投資が活発化するなど、豪日関係は更なる発展の様相を呈していました。 

 

1960s: 市民によるデモ活動と繁栄

1960年代は、戦後に誕生した子どもたちが大人になり、影響力を発揮するようになる大きなタイミングとなりました。徴兵制やベトナム戦争に反対する大規模な抗議デモ活動が行われたほか、女性の平等やオーストラリア先住民の権利を訴えるキャンペーンなども盛んに行われました。

文化的な側面に目を向けて見ると、エルビス・プレスリーやビートルズのテレビ放映が人気を博し、およそ30万人もの人々がこれらのイギリスのグループをアデレードで行われたコンサートに迎え、熱狂的な歓迎がなされました。

1966年には、オーストラリアは米国のリンドン・ジョンストン大統領(当時)を、米国大統領として初めて迎え入れました。メンジースの後継者であるハロルド・ホルトは、”All the way with LBJ “というスローガンを掲げて米国の指導者を歓迎しました。

経済面では、主に鉄鉱石などの鉱物の輸出が増加し、”鉱業ブーム”が巻き起こります。

 

1970s: 時代の到来

1972年にゴフ・ウィットラム率いる左派の労働党が当選したことにより、1970年代はオーストラリアにとって大きな変革の時期となりました。

労働党は、「It’s Time」というスローガンを掲げてキャンペーンを行い、「白豪主義」の移民政策の廃止、ベトナムからのオーストラリア軍の撤退、大学教育の無償化と国民健康保険の導入など、多くの改革を実施しました。

厳格な移民政策が廃止されたことで、ベトナムからの難民をはじめとする多くの移民が流入し、多文化国家オーストラリアとしての新しい時代の幕開けとなりました。

経済面では、1973年に起こったオイルショックにより世界とオーストラリア経済は混乱に陥り、急激なインフレと失業率の上昇を招きました。 

1975年、こうした政治的混乱の中、イギリス女王の権限により、ジョン・カー総督がウィットラム政権を解任します。ウィットラムの後任には、自由党のマルコム・フレーザーが就任し、1983年まで政権を担うことになります。

 

1980s: 「貪欲なのは、良いことだ」

1980年代は、1987年に公開された米国映画『ウォール・ストリート』に登場する「貪欲なのは、良いことだ」という倫理観を特徴とする経済革命が起こりました。

「Yuppies(ヤッピー)」と呼ばれる、若くて上昇志向の強い各業界の専門家たちが、輸入車とスマートなスーツを身にまとい、時代の繁栄を享受します。

しかし、1987年10月19日には株式市場が大暴落し、「ブラックマンデー」と呼ばれる世界的な金融不況となりました。これによりオーストラリアも例に漏れず不況に陥り、労働党の財務大臣であるポール・キーティング氏は、この不況を「なるべくしてなった状況」と表現したことで話題になりました。

1984年、英国国歌に代わり「Advance Australia Fair」が正式にオーストラリアの国歌となり、緑と金がオーストラリアのナショナルカラーとして指定されました。

労働党のボブ・ホークは1983年から1991年まで党首を務め、1984年には75%という過去最高の支持率を獲得し、様々な規制緩和改革を実施しました。また、ホークは1983年にオーストラリアがヨットレースのアメリカズカップで優勝したことを祝い、「今日、出勤しなかったことで誰かをクビにする上司は最低だ」と宣言したことでも有名です。

また、1989年11月にはベルリンの壁が崩壊。長く続いた冷戦が終結し、国際関係が新たな局面を迎得ることになります。

 

1990s: 景気後退と回復

日本では、バブル経済が1990年に崩壊し、オーストラリアでも1990年代初頭に景気後退が起こります。

1992年には失業率が過去最高の11.4%に達し、航空会社や銀行の倒産が経済に大きな打撃を与えました。

社会的には、移民の増加により、オーストラリア人の約4人に1人を外国人が占めるようになります。

また、1990年代には、インターネットや携帯電話が登場し、IT技術の発展に伴う新時代の幕開けとなりました。

政治面では、1991年にポール・キーティングがボブ・ホークから政権を奪取し、成功を収めます。しかし、13年間の任期を終えた労働党は、1996年にジョン・ハワード率いる保守的な自由・国民連合に敗北を喫します。その後、この連合政権は2007年まで政権を維持することになります。

一方、オーストラリア軍は1990年に米国主導のイラク戦争の支援を行うことになり、オーストラリアからも程近い東ティモールにおいて、国連平和維持軍を率いて上陸作戦が実行されました。

 

2000s: お祝いとテロ

2000年にはシドニーで夏季オリンピックが開催され、2001年1月1日にはオーストラリアが100周年を迎えるなど、新たなミレニアムを祝うことで、新しい10年が始まります

経済面では、インターネットの発展により、株式市場では「ドットコム・ブーム」が起こり、インターネット関連企業が大きな利益を上げました。

しかし、2001年9月のニューヨーク世界貿易センターへのテロ攻撃は、世界的な「テロとの戦い」の始まり告げることになり、オーストラリアは米国主導のアフガニスタンとイラクでの軍事作戦に兵力を提供しました。また、イスラム過激派がインドネシアのバリにあるバーを爆破し、88人のオーストラリア人観光客が死亡するなど、一般のオーストラリア国民も戦争の影響を受けることになります。

2008年、世界金融危機(GFC)が発生し、世界は再び不況に陥ります。しかし、「Lucky Country」と呼ばれるオーストラリアは、政府による速やかな対策と、中国の急速な工業化に牽引された鉱業ブームのおかげで、大幅な景気後退を避けることができました。

政治面では、2007年の選挙でジョン・ハワードによる長期政権がケビン・ラッド率いる労働党に敗れ、オーストラリアは再び大きな転換点を迎えます。

ラッドは、気候変動に関する京都議定書の批准や、オーストラリア先住民への謝罪など、さまざまな改革を行いました。

 

2010s: 政治的な混乱の中で

オーストラリアは、GFC(世界金融危機)にもかかわらず経済成長を続け、そのまま永遠に続くかのような長い好景気に支えられ、新しい10年を迎えました。

しかし、経済が安定していた一方で、政治面ではこの10年間は大きな変化の連続でした。ケビン・ラッドは、2010年に労働党のライバルであるジュリア・ギラードに敗北した後、2013年にトップの座を奪い返します。 

自由党党首のトニー・アボットは、2013年の総選挙でラッドに勝利しますが、その2年後に同僚のマルコム・ターンブルから裏切られてしまいます。 

しかし、そのターンブルも同じ不幸を味わうことになります。2019年にはスコット・モリソンが旧政権を打倒し、新たな改革を打ち出すことになります。この一連の状況は、日本で安倍晋三首相が長期的にトップの座についていた状況とは大きく異なります。

この後、2011年のブリスベンの洪水を皮切りに、オーストラリアでは各地で自然災害が多発します。2020年には「Black Summer」と呼ばれる山火事が発生し、約180万ヘクタールが焼失。推定で約10億頭の動物が死亡したことは世界的にも大きなニュースとして報道されました。

また、2020年にはCOVID-19と呼ばれるパンデミックがオーストラリアを襲い、政府は感染拡大を避けるため国境封鎖を行います。政府のこうしたスピーディな対策が功を奏し、全人口の2,500万人中、2021年3月31日時点で909人の死亡が報告されているものの、世界的に見ればウイルスによる犠牲者を比較的少数に留められていることでも注目を浴びています。

2021年4月現在、ワクチンは徐々に全国に配布されており、同年末から2022年にかけて海外旅行が再開されることが期待されています。

 

ご存知でしたか? ”オーストラリアに関する豆知識”

・1957年、オーストラリアは第二次世界大戦後、日本と初めて貿易協定を結んだ国となりました。

・オーストラリアで最も人気のあるリーダーの1人であるボブ・ホークは、英国のオックスフォード大学在学中に、ビール1杯を12秒以内に飲むという世界記録を持っていたことで有名です。

・ローズマリー・フォレットは、1989年にオーストラリア首都特別地域の首席大臣に就任し、オーストラリア政府を率いた初の女性となりました。ジュリア・ギラードは2010年に初の女性首相となりました。

・オーストラリアへの最初の日本人入植者は、1800年代後半にオーストラリアに到着し、真珠産業に従事していました。

 

 

※9月21日更新【オーストラリア】新型コロナウイルス感染症の現状について

※9月21日更新

(参照:Australian Government – Department of Health )

 

現在オーストラリアでは、2020年3月に政府より発令された規制により、オーストラリア人及び永住者とその近親者(配偶者、未成年扶養家族、法的保護者のみ)を除く全ての方々が入国できない状況が続いています。

 

また、オーストラリアに到着するすべての渡航者に、到着港・到着空港の所在地にある指定施設での 14 日間の強制的な自己隔離が義務付けられています。

 

これらは一般旅行や留学等の目的を含むすべての人々が原則として対象であり、少なくても今年のクリスマスの時期まではこの状況が続くとされています。

 

上記画像の日別の感染者数の推移をご覧頂くと、新型コロナウイルスへの感染者数は8月上旬の第二波によるピークを超えてから、日々逓減を続けている状況です。

 

一時期にはメルボルンを含むビクトリア州において急激な感染拡大が見られた影響もあり、クィーンズランド州は隣接するニューサーウスウェールズ州などとの州境を原則封鎖するなど、新たな感染拡大を防ぐための早期対策が行われており、現在も続いている状況です。

 

日々の感染者数の推移などをもとに、これらの規制緩和に向けた段階的なステップが踏まれる予定になっておりますが、9月21日の本日時点では具体的なスケジュールに関する政府からのアナウンスはまだない状況です。

 

オーストラリア国内での生活においては、都市によるマスク着用率の違いや飲食店における人数制限などのルールはあるものの、ほぼ通常通りの暮らしが戻ってきていると言えます。

 

尚、日本とオーストラリアを結ぶ各航空会社による運行状況は次の通りです。

 

日本航空(JAL)

■ シドニー・羽田線
シドニー発 10/2(金)-10/31(土) 週2便運航
羽田発 10/1(木)-10/31(土) 週2便運航
※その後の運行予定については未発表

■ シドニー・成田線
10/1(木)-10/31(土) 運休
※その後の運行予定については未発表

■ メルボルン・成田線
10/31(土)成田発、11/1(日)メルボルン発の便まで運休予定
※その後の運行予定については未発表

 

全日空(ANA)

■ シドニー・羽田線
シドニー発 10/2(金)-11/1(日) 週5便運航
羽田発 –10/31(土) 週3便運航
※その後の運行予定については未発表

■ パース・成田線
10/31(土)パース発の便まで運休予定
※その後の運行予定については未発表

 

カンタス航空
10月末まで全ての国際便を運休

 

ジェットスター航空
10月25日まで全ての国際便を運休

 

ヴァージン・オーストラリア航空
※任意管理手続きによる経営再建中

 

上記の情報は9月21日(月)時点の内容ですので、オーストラリアへのご旅行や親子留学をご検討のお客様は、日本の外務省及びオーストラリア政府による公式アナウンスついても併せてご確認をお願い致します。

(HelloKids事務局 Yuta)

 

 

【※下記の内容は6月15日時点の情報です】

感染状況について

(参照:Australian Government – Department of Health )

 

6月15現在、オーストラリア全土における日々の新規感染者数は0〜10人程で推移しており、かなり落ち着いている状況です。また、累計の検査実施数は180万人以上にも及び、陽性率は0.4%となっています。

感染要因の約6割が海外からの流入によるものと見られてあり、早期からの入国者への水際対策を行なったこともあり、それらの成果が現状の数字に現れていると言えそうです。

依然として予断は許さない状況ではありますが、医療現場の状況や社会的な世論も考慮しつつ、今後はいかに経済を立て直していくかという視点で政治的な判断が順次なされていくものと思われます。

これらの取り組みについて、オーストラリアのスピード感は非常に早いので、今後の動向に引き続き注目をしていきます。

 

経済及び現地の状況について

既に多くの学校や大学などでもキャンパスでの授業を再開しており、飲食店やショッピングモールなどにも徐々に活気が戻ってきています。

州によっても規制緩和の内容については違いがありますが、グローバルスカイ・エデュケーション・グループが運営するアーリーラーニングセンターの多くが位置するクィーンズランド州では、来月の7月10日より隣接する州とのボーダーを再びオープンにすることが決まりました。

これにより広範囲での人々の移動が可能になり、国内の観光業や宿泊業などへもプラスの効果が期待されます。

また、同じく7月10日からは公の場所での100人までの集会も可能となり、スタジアムの一部を用いた各種スポーツイベントや音楽イベントなどの再開も予定されています。

街中の様子としては、マスクをしている人はほぼおらず、買い物などをしていても多くの人とすれ違う状況です。ただし、人々のコロナウイルスへの意識は依然として高く、店舗に入る時は消毒液で手指をケアしたり、使用されたスーパーマーケットのショッピングカートは従業員がつど消毒をする、飲食店への入店時には連絡先を記載させるノートが置かれるなど、国や州のルールに加えて、企業や自治体、個人レベルでの自主的な感染対策が施されている状況です。

 

渡航規制について

日豪両政府において、特段の事情がない限り互いの国への入国は依然として制限されています。

また、6月15日現在、海外渡航を目的とする国際線の運行についても非常に限定的な状況が続いています。

 

日本航空(JAL)
8月1日までシドニー・羽田線、メルボルン・成田線を運休

全日空(ANA)
8月1日までシドニー・羽田線は週3便(月・木・土)の運行を継続
7月31日までパース・成田線を運休

カンタス航空
7月末まで全ての国際便を運休

ジェットスター航空
7月末まで全ての国際便を運休

ヴァージン・オーストラリア航空(任意管理手続きによる経営再建中)
8月9日までのブリスベン・羽田線の予約を停止

 

また、日本の外務省からの通達によると、オーストラリアを含む海外地域への渡航者は、特段の事情がある場合においても、日本への再入国時には14日間の隔離措置とPCR検査の実施対象となります。

今後もこういった状況や規制は順次変化していくものと思われますので、弊社としても現地から状況を随時お伝えさせて頂きます。

また、海外渡航および親子留学をご検討のお客様は、併せて政府や省庁からの公式なアナウンスをご参考にして頂けたらと思います。

(HelloKids事務局 Yuta)

 

子供たちも大好き!オーストラリアの動物たち

オーストラリアでは、7月1日を目処にスポーツやエンターテイメント、美術館などの各種施設やアクティビティも営業を再開し始めました。国内では多くの州を跨いだ移動も可能になり、久しぶりの遠出を楽しむ人々も増えてきています。

ビーチでのピクニックや深い森を散策するハイキング、川や湖で楽しむカヤックなど、年齢層を問わずに国内外のツーリストを魅了する様々な魅力に溢れるここオーストラリアですが、その中でも子供たちにオーストラリアが人気の理由の一つに、「大自然や動物との近さ」が挙げられます。

 

 

特にクィーンズランド州においては、ブリスベンやゴールドコーストといった都市部にいながらも、このような自然の風景や野生動物との触れ合いを楽しむことができます。

HelloKidsを運営するセンターの多くが位置するここゴールドコーストでは、週末になると周辺のエリアから車を走らせて多くのファミリーがやってきます。

特に人気が高いのは、コアラと一緒に写真が撮れるCurrumbin Wildlife Sanctuary

 

 

 

ちなみにコアラを抱いた時には、ユーカリのいい匂いがするんです。

その他にも人気の動物たちはこちら。

 

 

 

日本の動物園とは異なり、もともとある自然環境を活かした空間での動物たちとの出会い。

それは、私たちが自然や動物たちと共にこの地球に住んでいることを思い出せてくれる、貴重な体験になることと思います。(HelloKids事務局 Yuta)

 

 

 

 

 

コロナ禍におけるオーストラリアの家庭生活について

日本やオーストラリア、そして世界中の子供たちは、世界的な新型コロナウイルス感染症によるパンデミックのために、旅行や外出も制限され、安心して学校にも行けない状況を余儀なくされています。

祖父母は孫に会うこともできず、子供たちは学校で友達と遊ぶことも満足にできませんでした。また、あらゆるスポーツイベントやフェスティバルは中止、映画館は閉鎖され、レストランや多くのショップも営業停止となったところが少なくありません。

7月1日の現時点で規制は徐々に緩和され、6月中には学校もほぼ再開されていますが、今後、ウイルス流行の第二波が来るのではないかという懸念から、以前のような日常生活へ完全に戻るまでにはまだまだ時間を要することが予測されています。

グローバルスカイ・エデュケーション・グループが運営するアーリーラーニングセンターの多くが位置するクィーンズランド州は、7月10日から隣接する州とのボーダーを再びオープンにすることを宣言していますが、再び感染者数が増えている南部のビクトリア州からの訪問者はこの方針から除外されています。

また、オーストラリア人は免除を受けない限り海外への渡航は引き続き禁止されており、市民、永住者、家族以外の海外からの訪問者には依然として国境が閉鎖されたままの状況になっています。

日本ではフェイスマスクの着用は日常生活の一部となっていますが、ここオーストラリアでは実際のところあまり見かけることは多くありません。

しかし、市民に他者から1.5メートルの距離を保つことや定期的な手洗い、症状を自覚したら速やかに検査を受けることなど、”Social Distance”を保つことが人々には求められています。

幸いオーストラリアでは多くの国に比べてコロナウイルス による感染者の症例数が少ないのが現状です。

6月30日現在、Department of Healthが報告した患者数は7,834人、死亡者数104人、その多くは70歳以上の高齢者です。

オーストラリア国内における感染状況は徐々に落ち着いてきているとはいえ、依然として不安は残っており、子どもたちはメディアで日々流れるニュースに不安を感じているようです。

 

子供たちとの会話の大切さ

米国疾病対策予防センターは、多くの子どもたちが自分や家族、友人がコロナウイルスに感染してしまうのではないかと不安を感じている現状を危惧しています。

子供たちの親や周囲にいる大人たちは、彼らのメンタル的な不安や心配を軽減するためにも、下記のようなアクションをとることができます。

* 冷静であること – 子どもたちは親の言うことや言い方に反応するので、子どもたちに話しかけるときにはなるべく冷静さを保つことが大切です。

* 子供たちが安全であることを認識させる – 彼らが動揺したり、ストレスを感じている場合には、時間をかけて安全・安心であることを彼らに伝えましょう。

* 出来うる限り子供たちの話を聞いたり、ゆっくりと話をすることを心掛けましょう。

* 子供たちがテレビやラジオ、インターネットで見聞きするものには注意を払いましょう。コロナウイルス に関する様々な情報が交錯することで、彼らに不安に感じさせないことが大切です。

* お子さんの年齢や発達段階に合わせて、正しく客観的な情報を提供しましょう。インターネットやソーシャルメディア上に流れる情報の中には不正確なものもありますので、正しい情報を得るように努めることが大切です。

* こまめに手を洗う、咳やくしゃみをしている人に近づくを避けるなど、ウイルスの蔓延を防ぐために必要となる日常的な行動を子供たちに伝えておきましょう。

 

The Australiαn Red Crossでは、保護者の方向けに子供たちにどのようにコロナウイルスに関して説明をすれば良いのか、ウイルスとは何か、どのように広がっていくのか、これ以上広がらないようにするにはどうしたらよいかなど、多くのヒントを紹介しています。

ある慈善団体では、家族での話し合いに子供たちを参加させたり、電話やビデオ通話などで友人や親戚の様子を確認すること、近隣の人に食料品を届けるなど、子供たちを地域のボランティア活動に参加させることで、子供自身に「自分が状況をコントロールしている感覚」を体験させてあげることを提案しています。

一方でコロナウイルスによる強制的なロックダウンや外出自粛により、多くの家族がこれまで以上にコミュニケーションを図る機会が増えたことは、ポジティブな側面と見なすこともできます。

未だ完全なウイルスの終息までには時間を要することが予想されていますが、以前のように気兼ねなく外出や旅行、友人とのお出かけを楽しめるような日々が少しでも速く戻ってくることを切に願っています。(Hellokids事務局 Yuta

 

 

 

 

 

オーストラリアの子供たちの英語勉強法、「フォニックス」とは?

海外への旅行や留学などが難しい今の状況、

それでも将来を見据えた子供たちへの英語学習の機会は確保したいものです。

特に子供たちの脳の発達段階において大切な幼児期の英語学習体験は、大人になってからそのスキルレベルに差が付く要因のひとつです。

では日本にいながらも、ネイティブのような綺麗な発音や実践的なリスニングスキルを身につけるには、どのようにしたら良いのでしょうか?

今回は、実際にオーストラリアの幼児期の子供たちが取り入れている英語学習法、「フォニックス」についてご紹介していきたいと思います。

 

「フォニックス」とは?

フォニックスとは、テキストと実際の発音との間に一定の規則性を設けることで、単語や文章を読んだ際にその発音をしやすくさせるために考えられた学習法のひとつです。

最近では日本でもインターナショナルスクールやプリスクールなどを中心に、このフォニックスが取り入れられているので、ご存知の方も多いかと思います。

欧米圏はもとより、ここオーストラリアにおいてもこのフォニックスによる英語学習は様々な教育シーンで活用されています。

 

 

楽しく学べる、「Jolly Phonics(ジョリー・フォニックス)」

実はフォニックスにも、様々な種類があります。

その中でもグローバルスカイ・エデュケーション・グループのアーリーラーニングセンターが導入している「Jolly Phonics (ジョリー・フォニックス)」は、子供たちが楽しみながら学べるように考案されたアプローチです。

このアプローチにおいては、シンセティック・フォニックスと呼ばれる、初めに文字の音を理解し、次に音を混ぜた単語の発音を理解する方法を用いることで、英語の読み書きスキルを向上させることができるのです。

また、文字の音は全部で7つのグループ・42種類に分類されており、それぞれの音と共に子供たちのやる気を引き出すようなアクションが組み合わされていて、子供たちが飽きずに好奇心を持って自ら学習を進めていけるように設計がされています。

子供たちが文字の音を習う際には、早期から単語の組み立てができるように、アルファベット順ではなく、ある一定の順番で学習をしていきます。

 

 

ジョリー・フォニックスで学べるスキル

 

”文字の音”

7グループ・42種類の文字の音を学ぶことができます。この音には、アルファベットの音だけでなく、sh、th、ai、ueなどの文字の組み合わせによる音も含まれています。

 

”文字の形成”

工夫された視覚的アプローチにより、文字の形の成り立ちとその書き方について身に付けることができます。

 

”文字や音の組み合わせ”

楽しみながら読み書きを行ううちに、自然と文字の音を組み合わせる方法を学びます。

 

”例外的な単語”

一部の単語には基本的なフォニックスのルールには則していない特殊な綴りがあるため、例外的なパターンとしてこれらを学びます。

 

このようにジョリー・フォニックス・プログラムでは、絵文字と物語を使いながら、フォニックス、リーディング、スペリング、書き方などについての理解を深めることができるのです。

 

 

日本人の英語レベルが向上しにくい理由

 

(出典:The English Club様 https://english-club.jp/blog/japanese-english-ability/

 

上記の表に記載されていますが、日本人の英語力はアジアの29カ国中26番目というデータがあります。

これまで日本の英語学習法については、主に「読み書き」の学習に重点が置かれてきました。

その結果、「聞く」「話す」といった、対面での実践的な英語スキルが長期的に見ると向上していないことがこの結果に現れているとも言えるのではないでしょうか。

そこで、英語の文字や単語が持つ「音」を正しく学び、幼児期からこれらのスキルを伸ばす芽を育んでいくことが非常に大切です。

テストや受験勉強のためではなく、日常的な異言語コミュニケーションやビジネスシーンにおける英会話が今後は一層求められるようになります。

子供たちの将来に向けて、早期からこれらを見据えた効果的な英語学習を行うためにも、フォニックスは非常に有効な選択と言えます。

 

おすすめのフォニックス学習方法

 

さて、こちらでは子供たちが興味を抱き、楽しく英語のフォニックスの学習を体験できる動画をいくつかご紹介したいと思います。

 

フォニックス A-P I 子供から大人まで発音・リスニングに効果抜群![#134]

 

実際に海外のプリスクールでネイティブの子供たちが英語を学ぶ過程を教師として体験したエピソードはとても興味深い内容です。日本語は「声」の音、英語は「息」の音というコンセプトをもとに、子供たちが好奇心を感じるようなイラストを用いたり、約15分の動画の中で見やすい構成になっています。フォニックスに関する説明もわかりやすくされていますので親御様も必見の内容です。

 

Jolly Songs 42 sounds and vowel song

 

ネイティブの発音によるリズミカルな歌に交えて、文字の音と単語の発音を楽しみながら学習できる動画です。かわいいイラストもついていますので、親子で口ずさみながらご一緒にご覧になってみてはいかがでしょうか?

 

さて、今回はオーストラリアのネイティブな子供たちが現地で英語を学ぶための学習法、「フォニックス」についてご紹介をしてきました。

お子様と一緒に海外渡航や親子留学をご検討されている皆様、ぜひ参考にして頂けたらと思います。(HelloKids事務局 Yuta

 

 

 

 

 

【オーストラリアの現在の状況について】新型コロナウイルス感染症

日本はGWの最終日ですね。

 

みなさまいかがお過ごしでしょうか?

続いている自粛勧告により、例年のように外出や旅行などに行けずにご自宅でお過ごしの方が多いかと思います。

 

ここオーストラリアの現状をお伝えしますと、5月6日現在では全体で6,849名の感染者の方がいらっしゃる状況です。

これはこれまでに実施された累計約66万件の検査数に対して約1.0%の陽性率ということになります。

 

参照) Australian Government – Department of Health

 

ここ数日間の新規感染者数は約10名〜20名の間で推移をしており、特にクィーンズランド州においては新規感染者数ゼロの日も出てきています。これらの状況を考慮して、不要不急の外出は控えつつも家から50km以内への外出も認められるようになりました。

 

現地の幼稚園や学校においては、政府による方針の下で安全と判断され、以前より運営が継続されています。ただし、各家庭における判断により、子どもを学校に預けずに家庭内で教育を行うという判断をすることも尊重されています。

 

参照) The Gardian.com

 

上記データにも記載されていますが、早期に海外からの渡航制限を行なったり、州境の閉鎖、多人数での集会・イベントの禁止、バーやレストランなどの人が密集する業種の営業停止などの成果が、時間差で結果として数値に現れていることが確認できます。

 

ただし、依然として日本を含む海外からオーストラリアへの渡航については原則禁止されています。また、航空会社の対応についても各社ごとに異なります。

 

<シドニー・羽田線>

全日空(ANA)では、6月1日シドニー発の便まで週3便の「運航」が継続される予定です。シドニー発の便は、月曜日・木曜日・土曜日に運航されます。また、それ以降の運航予定についてはまだ発表されておらず、追加の減便や運休の可能性があります。

 

日本航空(JAL)では、6月1日シドニー発の便まで「運休」される予定です。また、それ以降の運航予定についてはまだ発表されておらず、減便や運休が継続される可能性があります。

 

<その他の国際線について>

カンタスについては運航中の4都市(ロンドン、ロサンゼルス、香港及びオークランド)への臨時便を除き少なくとも5月末まで,ジェットスターについては少なくても5月末まで、 日本直行便を含む全ての国際線を運休することが発表されており、現在運休中です。

 

参照)

在オーストラリア日本国大使館

全日空(ANA)

日本航空(JAL)

 

引き続きオーストラリア国内の状況について、お知らせをさせて頂きます。

 

感染者の方の一刻も早い回復と、みなさまの今後の安全を願っております。

 

(HelloKids事務局 Yuta)

 

 

 

 

 

今だから、できること。

昨日、政府より緊急事態宣言が出され、一層の外出自粛を余儀なくされる期間が今後も当面続くものと思います。

 

自由に外出やご旅行などが出来ずにストレスも溜まりがちな状況ではありますが、私たちが親子留学プログラムを提供しているここオーストラリアから、いずれ来るその日に向けてこちらの見所や人気のスポット紹介などは続けていきたいと思います。

 

非日常の風景をお届けすることで、ご覧頂いた方や、今後の親子留学をご検討の方々へ、少しでも心休まる一時や参考になる情報などをご提供できればと考えております。

 

さて今回は、ゴールドコーストで開催されている家族全員が楽しめるイベントやフェスティバルについてご紹介をさせて頂きます!

 

アートや映画、スポーツまで、オーストラリアへの親子留学でのご滞在中には、子供たちと一緒に楽しむことができるイベントがたくさんあります。

 

(※ご注意下さい:新型コロナウイルス感染症の蔓延防止のため、2020年4月時点で多くのイベントやアトラクションは一時中止となっています。今後ご利用をご検討の方は事前にご確認下さいますようお願い致します。)

 

おすすめのテーマパークやアトラクション

ゴールドコーストを訪れるなら、少なくても一度は人気の五大テーマパークを訪れることをおすすめします。

ハリウッドファンの方ならおすすめは南半球最大のワーナー・ブラザースの展示があるワーナー・ブラザース・ムービー・ワールド、スリリングなアトラクションを楽しみたい方には、オーストラリア最大のテーマパークであるドリームワールドホワイトウォーター・ワールドが人気です。

オーストラリアのトップ・ウォーター・パーク、ウェット・アンド・ワイルド(Wet ‘n’ Wild)には、様々な年代の方が楽しめるウォーター・スライドがあります。

シー・ワールド(Sea World)では、「シー・ワールド・カーニバル(Sea World Carnivale)」などのイベントが開催され、光、色、火の海のスペクタクルを楽しむことができます。

また、オーストラリアン・アウトバック・スペクタキュラー(Australian Outback Spectacular)では、オーストラリアのブッシュの中心部への感動的な乗り物体験ができる、他に類を見ないショーを提供しています。

また、オーストラリアの野生動物を間近で見たい方には、カランビン野生動物保護区(Currumbin Wildlife Sanctuary)で、クロコダイル、トリカブト、ペリカンなどの動物やアボリジニの文化を紹介するショーが定期的に開催されています。

 

フェスティバルの楽しみ方

ゴールドコーストでは、年間を通じてさまざまなイベントが開催されており、フェス好きの方には最高の環境です。

毎年サーファーズパラダイスで行われているサンド・サファリ・アート・フェスティバル(Sand Safari Arts Festival)は、アートがお好きな方にはおすすめです。アジア太平洋エリアで最大級の砂の彫刻フェスティバルと称されるこちらでは、無料のワークショップも開催されているので、お子様と一緒に参加をされてみてはいかがでしょうか。

さらにアートを楽しみたい方には、カランビンビーチ(Currumbin Beach)の広大なスペースを屋外ギャラリーに変えた「スウェル・スカルプチャー・フェスティバル(SWELL Sculpture Festival)」もおすすめです。お子様向けのワークショップやマスター・クラスも開催され、地元をはじめ国内外のアーティストによるたくさんの作品をお気軽に楽しむことができます。

また、普段から本がお好きの方には、様々な種類の古本の宝庫であるライフライン・ブックフェスト・ゴールド・コースト(Lifeline Bookfest Gold Coast)をお見逃しなく。英語の上達を図りたい方にはもちろん、あらゆる種類の本が勢揃いしているこちらのイベントでは、収益をすべて慈善団体に寄付するというボランティア活動を行っています。

ゴールドコースト映画祭(Gold Coast Film Festival)では100以上の映画やパネル展示、イベントがあり、ご家族全員で楽しめる内容になっており、こちらも人気のイベントです。

もう一つの主要な芸術文化フェスティバルであるブリーチ(Bleach*)は、ゴールドコーストで最もダイナミックで冒険的なアーティストを称えると同時に、オーストラリアや海外のアーティストを迎えて開催されます。プログラムには、サーカス、ダンス、オペラ、演劇など、あらゆるジャンルの作品が含まれています。

花火がお好きな方にはサーファーズ・パラダイス(Surfers Paradise)で開催される、オーストラリアでも最も華やかな国際花火大会、シーファイヤー(SeaFire)がお勧めです。鮮やかな光と賑やかな音楽、趣きのある花火のシンフォニーを南半球のビーチで楽しむことができます。

さて、オーストラリアと言えばマルチカルチャーな国として有名ですが、ゴールドコースト(Gold Coast)で多様な文化を祝う祭典、ゴールド・コースト・マルチカルチュラル・フェスティバル(Gold Coast Multicultural Festival)もおすすめです。サウスポート・ブロードウォーター・パークランド(Southport Broadwater Parklands)で開催される家族向けのイベントとなっており、様々な文化を背景に持つ人々が織りなすパフォーマンスや多国籍料理、アート、工芸品、お子様向けのアクティビティなど、誰もが楽しめる内容となっています。

日本からお越しになる方には、毎年恒例の「ジャパン&フレンズ・デイ・フェスティバル」も必見です。現地在住のコミュニティ、ゴールドコースト日本人会が主催するこのイベントでは、日本食や工芸品の屋台、ライブ・エンターテイメント、体験型ワークショップなどが行われ、毎年賑わいを見せています。

 

スポーツ関連イベント

ゴールドコーストでは、様々なアトラクションやフェスティバルに加えて、スポーツや魅力的なイベントも定期的に開催されています。

スポーツファンの方なら、ゴールドコースト・サンズ(Gold Coast Suns)の本拠地であるメトリコン・スタジアム(Metricon Stadium)でオージールールズ・フットボールの試合を観戦したり、ロビーナ(Robina)のシーバス・スーパー・スタジアム(Cbus Super Stadium)でサッカーやラグビーリーグを観戦したりすることができます。

中でもオーストラリア・サーフ・ライフ・セービング・チャンピオンシップ(Australian Surf Life Saving Championships)は、ビーチカルチャーが根付いているオーストラリアでも大変人気のイベントです。また、毎年開催されるゴールドコースト・マラソン(Gold Coast Marathon)は、日本人選手を含め、あらゆる年齢層の選手が参加し、27,000名以上のランナーが参加するオーストラリア最高峰のロードレースで、マラソンファンにはたまらないイベントです。

その他にも1月26日にサウスポート(Southport)で開催されるオーストラリア・デー・セレブレーション(Australia Day Celebration)では、フードショップやミュージックイベント、その他のアクティビティが開催され、フィナーレに行われる花火大会は圧巻です。

12月には「キャロル・オン・ザ・ビーチ(Carol on the Beach)」コンサートなどクリスマスを祝うイベントが多数開催され、年度末の大晦日にはゴールドコーストにて花火をはじめとする様々なイベントが開催され、新年の到来を祝います。

さて、一気にご紹介をしてきましたが、たくさんの見所があるゴールドコーストでは、お子様連れのご家族で訪れても決して退屈することはありません。

いずれ来るその日のために、ゴールドコーストでの親子留学について今から少しイメージを膨らませてみてはいかがでしょうか?

最後までご覧頂きありがとうございました。

おうちで学べる、おすすめの英語学習アプリをご紹介!

世界的に新型コロナウイルス感染症(COVID-19) の影響で、海外への渡航は疎か、普段の外出にすら不安を感じる場面が増えてきました。

 

とはいえ、貴重な子供たちの時間を最大限に有効活用するためにはどうすれば良いのか。

そこで今回は、「おうちで学べる英語学習用のアプリ」をご紹介していきたいと思います。

 

Pinkfong ABCフォニックス

 

子供たちが喜びそうな可愛くて綺麗なアニメーションで、歌やゲームで遊びながら英語の発音や単語学習ができる優れものアプリ。iOSとAndroid端末の両方に対応しています。

 

特 徴

・フォニックス童謡アニメーションを26話収録

・アルファベットをなぞり書きしながら練習できる

・かわいいアルファベットのフレームと一緒に写真を撮れる

・100以上のアルファベットフラッシュカード付属

 

Pinkfong ABCフォニックス

料 金無 料
App内課金あ り
レベル初級〜
対応機器iOS・Android 

 

Monkey Junior

 

普段から英語に触れている、というお子様におすすめの中・上級レベルの英語学習ができるアプリです。

レベルに合わせて、簡単な英単語から文章、そして文法的な学習まで、幅広く対応が可能です。

 

特 徴

・家庭にあるものや、形、体の部位、おもちゃ、動作、果物、野菜、野生動物、昆虫、自然、交通、職業、ビジネス、そして科学分野など、何百もの異なる読み聞かせのトピックと、100種以上の異なるフォニックスを含んでいる。

・約80種の独特な子供英語レッスンで、30のトピックには300以上のサイトワード、250の高画質画像、150の動画に、3種類のナレーションと様々な読み聞かせゲームから構成されている。

 

Monkey Junior

料 金無 料
App内課金あ り
レベル中級〜
対応機器Androidのみ 

 

親子de英会話:子供と一緒に簡単英会話!

    

 

その名の通り、親子での日常的な会話を通じて、子供たちが楽しく英語を学べることを目的に開発されたアプリ。

 

元NHKニュースの担当者による発音で、癖のない英語が身に付きます。

例えば下記のような実用的な英語の日常会話が自然にできるようになります。

 

母「先生にさようならは?」

子「先生、さようなら~また明日!」

子「お菓子買って~!」

母「また今度ね。」

父「ただいま~!」

子「も~パパ遅いよ!待ってたよ!」

 

このような具合ですね。

このアプリを活用して、海外旅行や留学に向けた準備を今からしてみてはいかがでしょうか?

 

特 徴

・日常の生活シーンにおいて親子間でよく使われる、20種類のシーンごとの英会話フレーズが身に付く

・会話形式での学習スタイルのため、自然な英語の流れに慣れることができる

 

親子de英会話:子供と一緒に簡単英会話!

料 金無 料
App内課金あ り
レベル初級〜
対応機器iOS・Android 

 

楽しい英語 Fun English: 子供英语学習(ESL)

 

 

 

教育専門家が監修したこちらのアプリ。ゲーム感覚で、英語の発音や文法のみならず、幼児の思考能力を鍛えることができる仕組みになっています。

 

470の実用的な英単語と様々なフレーズを144種類のレッスンを通じて学ことができます。

 

Fun Englishは構造英語言語コースと魅力的で面白いゲームを組み合わせたものです。

 

特 徴

・広告がなくオフライン環境下でもスムースに使用できる

・アメリカ及びイギリスのアクセントを、男女のナレーターを用いてバランス良く構成されている

 

楽しい英語 Fun English: 子供英语学習(ESL)

料 金無 料
App内課金あ り
レベル初級〜
対応機器iOS・Android 

 

さて、いかがでしたでしょうか?

今だからこそのようなアプリケーションや時間を有効活用してみるのも良いかもしれません。

またオススメのシステムや情報などがあれば、共有させて頂きたいと思います。

 

(HelloKids事務局 Yuta)

 

 

Brisbaneで子供たちにも人気の6スポットをご紹介!

 

意外と旅行者には知られていませんが、Brisbaneはオーストラリアの中でもファミリーで過ごすには最適な都市のひとつです。今回はその中でも子供たちに大人気の6スポットをご紹介致します。中には無料で楽しめる場所もありますので、ぜひチェックしてみてください!

 

South Bank Parklands

South Bankはブリスベンの文化的な中心地。South Bank Parklandsには様々なアトラクションがありますが、中でも特に夏の時期に人気なのはAauatic Parkです。都市部にありながらも水辺でのんびりとできるオススメの場所です。

約17ヘクタールという広大な緑地には、川沿いのプールやウォーキングトラック、そして子供たちのplaygroundまで、様々な種類の無料の施設が提供されています。

野外映画や子供たち向けのワークショップ、ランニングイベント、フード&ワインフェスティバルなど、いつも何かしらのアクティビティが開催されていて、とても活気があるエリアです。

また、ここに来たらブリスベンの街を一望できるWheel of Brisbaneも忘れてはいけません。South Bankの中心に位置しており、アクセスも簡単。フェンスで仕切られたゴンドラは空調も完備しているので、安心して子供たちと一緒に楽しむことができるでしょう。

さて、たくさん遊んでそろそろ何か食べたくなってきた、そんな時にもたくさんのおすすめのスポットがあります。隣接するLittle Stanley Streetには、30以上のカフェやバー、レストランが立ち並び、イタリアンや和食、メキシカンにベトナム料理など、様々なスタイルの食事を楽しむことができます。また、近隣のGrey StreetにあるSouth Bank Cineplexでは、お得なファミリープライスで楽しめる最新の映画も上映されています。

 

South Bank Cultural Precinct

Queensland州のアートの中心地と言われるthe South Bank Cultural Precinctは、あらゆる世代で楽しめる人気のスポットです。まずはQueensland Museumで最新の展示をチェックしたら、Sciencentreで子供たちに科学の面白さを体験させてあげましょう。その他にもQueensland州の歴史に触れられるState Library of Queenslandや、子供たちの芸術的な感性を刺激するQueensland Art Gallery and Gallery of Modern Artへ足を運ぶのもオススメ。

その他にも、Queensland Performing Arts Centre (QPAC)で最新のミュージカルやコンサートを満喫するのも良し。

それでもまだ遊び足りないという方には、Lifeline BookfestからQueensland Symphony Orchestraなど、様々なイベントを開催しているBrisbane Convention & Exhibition Centreを訪れてみるのも面白いでしょう。

 

Mt Coot-tha Lookout

Brisbaneを一望するなら、Mt Coot-thaのBrisbane Lookoutからの眺めが最高です。街の中心部よりほんの7km離れたこの場所からは、都市部からMoreton Bayまでのパノラマを堪能することができるでしょう。

そしてアクティブな活動がお好きな方なら、この山の周辺には70ものウォーキングトラックがあります。また、周辺にはQueensland州で初めて亜熱帯植物園として認定された、52ヘクタールにも渡る広大なMt Coot-tha Botanic gardensがあるので、ご家族連れでお出かけされるのも良いのではないでしょうか。

このガーデンには野生のミツバチやクロコダイル、ウォータードラゴンなど様々な動物たちが生息しているトレイルもあり、ゆっくりとお散歩を楽しむにはぴったりです。

また常時100以上の盆栽が鑑賞できる、日本からのツーリストにも人気のBonsai Houseでは、1989年の開園以来、ランドスケープ・デザイナーのKenzo OgataによるJapanese Gardenが来場者を魅了し続けています。

このJapanese Gardenは毎年Japanese Cultural Dayを主催しており、生け花や書道、餅つき、お茶会に音楽演奏などが行われていることでも知られています。

 

City Botanic Gardens

Brisbaneで最初の植物園であるCity Botanic Gardens

ここではコンサートや様々な展示、ショーなどが、併設されているステージで開催されています。機会があれば、South Bank Parkrunのように家族で楽しめるフィットネス・アクティビティに、家族で参加されてみてはいかがでしょうか?

 

Museum of Brisbane

Brisbaneの文化遺産にも登録されているCity HallにあるMuseum of Brisbaneは、展示やワークショップ、子供たち向けのアクティビティなどを通じて、街にアートやカルチャー、歴史にまつわる様々なインスピレーションをもたらしています。

日曜日にはFamily Dayとして、家族で楽しめるアクティビティやツアーが開催されているのでお子様連れにはオススメです。

来場者は、無料で楽しめる45分間のCity Hallを巡りツアーに参加できます。1920年に建てられたこの建築物にまつわる様々なストーリーを体験したり、92メートルの高さから街を臨む観覧デッキにも登ることができます。

また、Commissariat Storeでは、植民地時代の都市の様子を回想できる博物館があります。Queensland州で最も古いと言われるこの建物には、悪名高い「囚人の指」など、様々な展示がされています。

 

Lone Pine Koala Sanctuary

Lone Pine Koala Sanctuaryで、オーストラリアのユニークな野生生物を体験してみましょう。

1927年に病気や怪我、孤児のコアラの避難所として設立されたこの施設では、コアラを抱いたり、カンガルーに直接エサを手渡ししたり、壮大なバードショーなどを楽しむことができます。

 

いかがでしたでしょうか?

 

ゴールドコーストからレンタカーや電車で約1時間弱のBrisbaneにも、ご家族連れで楽しめるスポットがたくさんあります。

 

お時間があれば、ぜひ一度訪れてみて頂きたいオススメの場所です。(HelloKids事務局 Yuta)