オーストラリアの経済状況について

「Lucky Country」として知られるオーストラリアの経済は、COVID-19の影響による停滞を余儀なくされるまで、28年間連続で成長を続けてきました。しかし2021年に入った今、経済状況は少しづつ以前の姿へ戻りつつあり、ここ南半球のオーストラリアでは再び経済成長を遂げる時代が戻ってくる日もそう遠くないのかもしれません。

 

オーストラリアと日本の比較

国際通貨基金(IMF)はオーストラリアを世界第13位の経済大国と位置づけており、この人口2,500万人の国の名目国内総生産(GDP)は1兆3,000億米ドルと推定されています。

これに対し、人口1億2600万人の日本のGDPは4.9兆ドルで、中国の14.8兆ドル、米国の20兆ドルに次ぐ第3位となっています。

IMFは2020年10月に発表した「世界経済予測」において、2020年の日本のGDP成長率をマイナス5.3%と予測し、2021年にはプラス2.3%の拡大に反発するとしている。

また、OECDは12月に発表した「世界経済予測」で日本について同様の予測をしている。オーストラリアについては、2020年には3.8%の経済縮小を予想しているが、2021年には3.2%のプラス成長を記録すると予想している。

OECDによれば、オーストラリアのインフレ率は、2020年には0.7%、2021年には1.6%と低水準にとどまることが予想されている。

失業率はCOVID-19の影響でわずかに上昇したのみで、2020年10月には7%に達したが、11月には6.8%まで低下した。ただし、それでも日本の2.9%を大きく上回っている。

パンデミックに対応して政府支出が大幅に増加したにもかかわらず、オーストラリアの一般政府の総負債は、日本の241%に対し、2020年には57.7%程度であることがOECDによって指摘されている。

キャピタル・エコノミクスは、2021年にはオーストラリア経済が回復し、来年には4.5%の景気拡大が見込まれるとしています。

最近、シドニーで再燃したコロナウイルスの今後の蔓延状況にも左右されるものの、第2四半期までには経済活動が以前のレベルに回復すると予想しています。

 

オーストラリアの経済構造

COVID-19が発生するまで、オーストラリアの経済は人口の増加と、教育、観光、その他のサービスとともにエネルギーや鉱物の輸出に後押しされて、一見限りなく成長が続くかのように思われていた。

オーストラリアは農業、エネルギー、鉱業の一大生産国であり、2019年度時点での商品輸出項目の上位は鉄鉱石(770億豪ドル)、石炭(690億豪ドル)、天然ガス(490億豪ドル)となっています。日本はオーストラリアにとって第2位の輸出市場であり、商品輸出の16%近くを占めています。

とはいえ、サービス業は経済の最も大きな比重を占めており、GDPの約60%を担い、5人のうち4人がこの業界で雇用されています。

2019年のオーストラリアの1人当たりGDPは、日本の45,546ドルに対し、購買力平価ベースで53,559ドルと推定されています。

2019年度のオーストラリアの主な対日輸出は、天然ガス(200億豪ドル)、石炭(193億豪ドル)、鉄鉱石(57億豪ドル)、牛肉(23億豪ドル)で、日本からの主な輸入は、乗用車(79億豪ドル)、精製石油(40億豪ドル)、物品輸送車(18億豪ドル)でした。

日本にとって、2018年の輸出先としてはオーストラリアが9位、輸入先としてはオーストラリアが3位だった。

2015年に発効した日豪間の自由貿易協定は、補完性の高い経済資源を持つ両国間の投資と貿易をさらに後押しすると考えられています。オーストラリアは日本に牛肉やガスを輸出し、日本は自動車や電子機器などの製造品を納入するなど、両国は最適なパートナーとなってお互いに支え合っていると言えるでしょう。

 

学生の求人情報

オーストラリアでは、徐々にCOVID-19からの経済状況の回復が期待されており、教育関連ビジネスや小売業においても通常の状態に少しづつ戻り、学生の就職機会も増加すると考えられています。

学生にとってのパートタイムの仕事は、レストランや販売スタッフ、保育やフルーツピッキングに至るまで多岐に渡っています。ボランティア団体やその他の様々なNGO(非政府組織)も、学生のためにボランティア活動やその他の職業体験を提供しています。

Study Australiaには、オンラインの「Student Starter Kit(学生用スターター・キット)」があり、個々人の経歴に基づいて、学生の就職のガイダンスを提供しています。オーストラリアで働く海外からの留学生についても、最低賃金(現在は時給19.84豪ドル、1,576円)などを含め、他のオーストラリア人と同じように働く上でのサポートを受けられることになっています。

Department of Home Affairsでは、ワーキングホリデービザを含む留学生が取得できる各種ビザについての情報を提供しており、また、日本大使館や各領事館では、オーストラリアに滞在する日本人のための様々な情報を提供しています。

長期的には、オーストラリアの人口増加と健全な経済予測は、日本企業や起業家にとってのチャンスが今後も増えていくことを示唆しています。飲料メーカー、建設業、IT企業、商社、銀行など、オーストラリアの成長市場を利用してこの地で事業を展開する日本企業が今も増えています。

一日も早く、現在の状況が落ち着いて、オーストラリアを訪れる方々が増えることを願っております。(Hello Kids事務局)

世界最先端の教育とは?

親御様なら誰しも自分の子供たちに最高の教育を受けさせてあげたいと思っているものですよね。では果たして、一体どうしたらそれを見つけることができるのでしょうか?

子供たちにとっての最高の教育方法を見つけるためには、家庭の教育方針、子供の興味や関心、そして利用可能なリソースを含む様々な要因を考慮した上で判断することが大切です。

子供によっては親が選んだ新しい環境への適合が難しい場合もありますし、勉学におけるトップを目指すための環境と、スポーツの分野で上を目指すために必要な環境は全く異なります。

ただし、いずれの分野を選択されるにしてもグローバルな水準での教育をお考えであれば、これからご紹介する様々な分野に関する国際的な指標が参考になるのではないかと思います。

 

 

留学生に人気の国TOP20

どの国へ留学をするのが良いのか判断するためには、UNESCOが発表している指標を参考にすることができます。国連の文化機関であるUNESCOは、どの国が大学に最も多くの留学生を集めているかというデータを収集しています。

その結果、最も多くの留学生に指示されているのはアメリカです。

2014年のデータによると、トップはアメリカで、次いでイギリス、フランス、オーストラリアが続き、日本は7位となっています。

また国際教育研究所の調査を見ると、米国の留学生数は年々増加を続けており、2019年までに4年連続で100万人を超えています。これは中国(37万人)、インド(20万2000人)、韓国(5万2000人)からの留学生がこの数字を牽引しており、日本は1万8000人で8位という現状になっています。

今年、オーストラリア政府が発表した最新のデータによると、2020年1月~9月の留学生数は約67万人で、中国、インド、ネパール、ベトナム、ブラジルからの留学生が牽引しており、引き続き様々な国からの学生がオーストラリアで新たなチャレンジに挑んでいることがわかります。

 

世界の大学上位ランキング

子供たちの将来に最適な留学先のもう一つの目安として、世界大学ランキングがあります。

Times Higher Educationの「World University Rankings 2020」によると、92カ国・1,400程の大学がランキングされ、イギリスとアメリカの大学が上位にノミネートされています。

トップはイギリスのオックスフォード大学で、次いでカリフォルニア工科大学、イギリスのケンブリッジ大学が続く結果となっています。続いてスタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)、プリンストン大学、ハーバード大学、イェール大学、シカゴ大学など、多くのアメリカの大学が上位を占めています。

尚、オーストラリアのトップはメルボルン大学で32位、日本のトップは東京大学で36位という結果になっています。

また、QS World University Rankingsによる別の調査においても、アメリカとイギリスの大学が高く評価されています。

今年2020年に行われた調査によると、MITが1位、米国のライバルであるスタンフォード、ハーバードに続き、オックスフォードが4位となっています。併せてシンガポールの大学も高く評価されており、シンガポール南洋工科大学とシンガポール国立大学は同11位となっていることも注目すべき点と言えます。

 

学力レベルにおける各国の学生の比較

各国の学生の学力を比較することで、どの国の教育システムが優れているのかを判断するひとつの指標とすることができます。

OECDにより3年に1度行われる国際的な学力調査「PISAは、15歳児の読解力、数学、科学の知識と技能を実生活における課題に対応するために活用するスキルを測定するものです。

最新の国際調査「PISA 18」では79の国と経済が調査対象となり、読解力が主な評価対象となりました。PISA 2018では、読解力を「自らの目標を達成し、知識と可能性を伸ばし、社会に参加するために、文章を理解し、使用・評価を行い、自身を省みて、関与すること」と定義しています。

その結果、中国とシンガポールの生徒が読解力以外の項目も含めて総合的に高いスコアを示した一方で、OECD加盟国においてはカナダ、エストニア、フィンランド、アイルランドが高い読解力レベルを持っていることが明らかになった。

日本の生徒は読解、数学、理科で全体的に平均以上の成績を収めており、オーストラリアの生徒は読解と理科では平均以上だが、数学では平均程度だったことが示されている。

元来、教育モデルには各国によっても大きなばらつきがある。2000年の第1回PISA調査以来、トップの成績を収めているフィンランドは、初等教育から高等教育まで、学校給食を含めた教育の無償化を行い、子どもたちが自分で教育の道を選択できるようにするという「子ども中心」のモデルを採用している。

このフィンランドのモデルは、欧米の教育者から自由な思考力よりもテストでの成績を重視していると批判されてきたいわゆる「アジアモデル」と呼ばれる暗記学習とは対照的な教育コンセプトと言えます。

 

世界最高の教育システムとは

結局のところ、子供にとっての最良の教育システムとは、個々の学習ニーズやスキル、能力に合致したものであると同時に、生涯学習のための基礎を築くものです。

日本とオーストラリアはその教育方法や文化の違いにも関わらず、伝統的に教育システムに関して国際的に高い評価を受けてきました。オーストラリアへの留学生は、あらゆるレベルの教育課程、奨学金制度、進路が用意されており、質の高い教育と留学生のサポートを促進する制度の適用を受けることができます。

子供たちの未来のために、早期から国際的な環境での教育体験にご興味をお持ちの方は、まずはHelloKidsにて現地の幼稚編へ短期留学をしてみてはいかがでしょうか?

(HelloKids事務局)

 

 

 

オーストラリアの先住民族:アボリジニの歴史と文化

オーストラリアの先住民独であるアボリジニは、5万年以上も前からこの大陸に居住しており、アフリカ以外の地域に住む人類の中では最古の民族である可能性があります。オーストラリアを訪れる予定の方には、ぜひこの歴史と文化にも触れて頂けたらと思います。

そもそもアボリジニとは、「アボリジニまたはトレス海峡諸島の出身者であり、それを自らと居住する地域社会において認識されている人々」とされています。

オーストラリアのアボリジニは、1788年にイギリスがオーストラリアの植民地化を開始した時の民族と関連を持つ人々と、クイーンズランド州沖のトレス海峡諸島に居住する人々の2つのグループに分かれています。

2016年の政府の調査によると、オーストラリアには80万人近くの先住民族が住んでおり、ニューサウスウェールズ州とクイーンズランド州の東部に最も多くの人々が住んでいることがわかりました。これは、イギリスからの入植者が到着した時にオーストラリアに住んでいたアボリジニの推定人口、75万人〜125万人と比較しても大きな違いはありません。

また、2017年に行われた遺伝学的研究では、現在のアボリジニは、約5万年前にオーストラリアに出現した民族の一員であった共通の祖先と関連性を持っていることが明らかになりました。一説によると、彼らは7万年前頃にアフリカを飛び出し、船でアジアに渡り、その後オーストラリア北部へ移住したと考えられています。

ヨーロッパからの人々が入植した当時は、約700種類のアボリジニの言語と方言が話されていましたが、現在では約250種類にまで減少しています。これらの言語は、Aboriginal Englishとして現在も使用されています。クイーンズランド州で使用されているこれらの言語は、クイーンズランド州立図書館(State Library of Queensland)で見ることもできます。

 

アボリジニ文化遺産

 

オーストラリアの先住民族の長い歴史は、全国各地で発見されている多くの重要な遺跡に反映されています。アボリジニの人々は、土地と深いつながりを持っており、それは彼らの精神的なアイデンティティの拠り所となっています。

クイーンズランド州においては、これまでに43,000以上の遺跡が確認されています。これらの遺跡には、石器物の痕跡、キャンプ場跡、その他の人間の居住の証拠などが含まれています。

重要な文化遺跡には、ノーザンテリトリー(Northern Territory)の「レッド・センター(red center)」の中心部にある巨大な砂岩の一枚岩、ウルル(Uluru)(旧エアーズロック)があります。ウルルはオーストラリアの先住民にとって神聖な場所であり、約5億5000万年前に形成が始まったと考えられています。

その他の重要な遺跡としては、シドニー(Sydney)のボタニー・ベイ(Botany Bay)があり、過去3,000年の間に何度も貝殻の中間層が利用されていた証拠があります。西オーストラリア州のジンミウム(Jinmium)では、6万年前の石器やロックアートが発掘されています。

アボリジニの芸術、文化、精神性は、人生の始まりを語る「夢の時間」と結びついています。これらの物語は代々受け継がれ、土地を育むことの大切さ、その意義、精神的なつながりを教えてくれています。

 

クイーンズランド州で体験できるアボリジニ文化

 

クイーンズランド州(Queensland)では、アート、ダンス、伝統的な宴、その他の文化イベントなど、先住民族の豊かな体験を楽しむことができます。

ゴールドコースト(Gold Coast)のバーレイ・ヘッズ(Burleigh Heads)にあるジェラルガル・アボリジニ文化センター(Jellurgal Aboriginal Culture Centre)では、文化ツアーからダンス・パフォーマンス、トラディショナルな儀式まで、さまざまな体験ができます。近くのビーンリー歴史村(Beenleigh Historical Village)では、アボリジニの家族が描いたイギリス人入植者との出会い、そしてその後の人生を変えるまでの壮大な物語を表現した「赤砂の精霊」を見ることができます。

ブリスベンのクイーンズランド・アート・ギャラリー(Queensland Art Gallery)では、絵画、彫刻、版画など、現代のアボリジニのアートに焦点を当てたオーストラリア先住民族のアート・コレクションを展示しています。ここには、オーストラリア全土から集められた現代のオーストラリア先住民のファイバー・アートの中でも最も価値の高いコレクションが含まれています。

また、クイーンズランド州立図書館(State Library of Queensland)では、アボリジニやトレス海峡島(Torres Strait Island)の人々の重要な記録遺産を展示しており、ワークショップや現代的なストーリーテリングなどの手法を用いて文化的な体験を提供しています。

また、クアンダムーカ・コースト(Quandamooka Coast)からケアンズ(Cairns)、ケープ・ヨーク(Cape York)、トレス海峡(Torres Strait)に至るまで、それぞれのエリアで開催される文化イベントにはそれぞれに異なるストーリーがあります。

2021年6月には、ブリスベン(Brisbane)近郊で開催予定のクアンダムーカ・フェスティバル(Quandamooka Festival)があり、ホエールウォッチング、文化ツアー、美術展、音楽などを楽しむことができます。ケアンズ(Cairns)では、ファッションからパフォーマンス、絵画など、あらゆる形の先住民族の芸術を称えるオーストラリア屈指のアートフェアが開催されます。

海外渡航規制が解除された際には、ぜひオーストラリアでこれらの文化と歴史に触れてみてはいかがでしょうか。

脳の言語習得に最適な時期は5-6歳

脳の仕組み

人間の脳は大脳、小脳、脳幹という大きく3つの部位から成り立っており、それぞれが独自の機能を果たしています。

このうち精神活動や行動の制御を行なっているのは大脳と呼ばれる部位であり、特に言語機能に関しては左大脳半球が大きな働きを担っているのです。

反対に右大脳半球は、音楽、美術、工作などに関する感覚や視空間、方向の認知などを受け持つ部位です。

言語機能について詳しく見てみると、言語を聞く際には左半球の側頭葉にある Wernicke(ウエルニッケ感覚性言語野)が働くことで、聞いた言葉を理解できるようになることが明らかになっています。

また、言語を話す際にはこれと異なるBroca(ブローカ)運動性言語野が働き、発音を担う部位と共に連携しながら会話を行っているのです。

 

5-6歳が言語習得の臨界期

6.5歳、8歳、11-13歳の3つの年齢層の子供たちを対象に行った言語習得の研究によると、完全なバイリンガルを目指すための言語習得の臨界期は、5-6歳であることが明らかになっています。

このタイミング以降、つまり小学校年代以降においてはその習得能力が急速に低下してしまうため、一般的には幼稚園年代において、子供たちの言語脳を刺激することが非常に大切になっています。

また、幼児は1歳で音の分析ができるようになり、1.5歳では2つの単語、2歳では3つの単語の文章が理解できると言われています。その後、3歳の頃には数の概念を理解し、5歳になると抽象的な概念も理解できるようになります。

それではこれらの脳の発達段階に合わせて、効果的な英語学習を行うためには、子供たちにどのような機会を提供すれば良いのでしょうか。

 

リスニング中心の学習が脳を刺激する

日本語と同様に、子供たちは母親の言葉を耳にしたり、幼稚園で周囲の子供たちと遊びながら過ごすことで、前述したウェルニッケ感覚性言語野が発達し、徐々に会話ができるようになっていきます。

つまり、文法や読み書きを中心とした従来の学校型教育よりも、リスニングを中心とした学習方法や体験の方が、幼児年代の子供たちにおいては効果的に脳を刺激し、適切にトレーニングを行うことができるのです。

初めのうちは全てを聞き取れなくても、ネイティブが話すスピードの会話を繰り返し子供たちに聞かせて、少しづつ声を出してリピートしたりするような訓練がおすすめです。

子供のレベルに合わせてゆっくりとした発音の会話を耳に入れるよりも、リエゾンのかかった早いスピードの英語をたくさん聞かせてあげることで、実際の英会話の状況に少しづつ慣れさせていくことが大切です。

これらのトレーニングにより、ただ日常会話をこなせるだけではなく、ほぼネイティヴとも思われるようなレベルのバイリンガルに近づくことができるのです。

子供たちの将来を見据えて、早期からの英語学習をご検討の親御様へ、これらの情報が参考になりますことを願っております。

(HelloKids事務局 Yuta)

 

参考)「脳科学から見た効果的多言語習得のコツ」植村 研一(脳神経外科位・日本医学英語教育学会名誉理事長)

※9月21日更新【オーストラリア】新型コロナウイルス感染症の現状について

※9月21日更新

(参照:Australian Government – Department of Health )

 

現在オーストラリアでは、2020年3月に政府より発令された規制により、オーストラリア人及び永住者とその近親者(配偶者、未成年扶養家族、法的保護者のみ)を除く全ての方々が入国できない状況が続いています。

 

また、オーストラリアに到着するすべての渡航者に、到着港・到着空港の所在地にある指定施設での 14 日間の強制的な自己隔離が義務付けられています。

 

これらは一般旅行や留学等の目的を含むすべての人々が原則として対象であり、少なくても今年のクリスマスの時期まではこの状況が続くとされています。

 

上記画像の日別の感染者数の推移をご覧頂くと、新型コロナウイルスへの感染者数は8月上旬の第二波によるピークを超えてから、日々逓減を続けている状況です。

 

一時期にはメルボルンを含むビクトリア州において急激な感染拡大が見られた影響もあり、クィーンズランド州は隣接するニューサーウスウェールズ州などとの州境を原則封鎖するなど、新たな感染拡大を防ぐための早期対策が行われており、現在も続いている状況です。

 

日々の感染者数の推移などをもとに、これらの規制緩和に向けた段階的なステップが踏まれる予定になっておりますが、9月21日の本日時点では具体的なスケジュールに関する政府からのアナウンスはまだない状況です。

 

オーストラリア国内での生活においては、都市によるマスク着用率の違いや飲食店における人数制限などのルールはあるものの、ほぼ通常通りの暮らしが戻ってきていると言えます。

 

尚、日本とオーストラリアを結ぶ各航空会社による運行状況は次の通りです。

 

日本航空(JAL)

■ シドニー・羽田線
シドニー発 10/2(金)-10/31(土) 週2便運航
羽田発 10/1(木)-10/31(土) 週2便運航
※その後の運行予定については未発表

■ シドニー・成田線
10/1(木)-10/31(土) 運休
※その後の運行予定については未発表

■ メルボルン・成田線
10/31(土)成田発、11/1(日)メルボルン発の便まで運休予定
※その後の運行予定については未発表

 

全日空(ANA)

■ シドニー・羽田線
シドニー発 10/2(金)-11/1(日) 週5便運航
羽田発 –10/31(土) 週3便運航
※その後の運行予定については未発表

■ パース・成田線
10/31(土)パース発の便まで運休予定
※その後の運行予定については未発表

 

カンタス航空
10月末まで全ての国際便を運休

 

ジェットスター航空
10月25日まで全ての国際便を運休

 

ヴァージン・オーストラリア航空
※任意管理手続きによる経営再建中

 

上記の情報は9月21日(月)時点の内容ですので、オーストラリアへのご旅行や親子留学をご検討のお客様は、日本の外務省及びオーストラリア政府による公式アナウンスついても併せてご確認をお願い致します。

(HelloKids事務局 Yuta)

 

 

【※下記の内容は6月15日時点の情報です】

感染状況について

(参照:Australian Government – Department of Health )

 

6月15現在、オーストラリア全土における日々の新規感染者数は0〜10人程で推移しており、かなり落ち着いている状況です。また、累計の検査実施数は180万人以上にも及び、陽性率は0.4%となっています。

感染要因の約6割が海外からの流入によるものと見られてあり、早期からの入国者への水際対策を行なったこともあり、それらの成果が現状の数字に現れていると言えそうです。

依然として予断は許さない状況ではありますが、医療現場の状況や社会的な世論も考慮しつつ、今後はいかに経済を立て直していくかという視点で政治的な判断が順次なされていくものと思われます。

これらの取り組みについて、オーストラリアのスピード感は非常に早いので、今後の動向に引き続き注目をしていきます。

 

経済及び現地の状況について

既に多くの学校や大学などでもキャンパスでの授業を再開しており、飲食店やショッピングモールなどにも徐々に活気が戻ってきています。

州によっても規制緩和の内容については違いがありますが、グローバルスカイ・エデュケーション・グループが運営するアーリーラーニングセンターの多くが位置するクィーンズランド州では、来月の7月10日より隣接する州とのボーダーを再びオープンにすることが決まりました。

これにより広範囲での人々の移動が可能になり、国内の観光業や宿泊業などへもプラスの効果が期待されます。

また、同じく7月10日からは公の場所での100人までの集会も可能となり、スタジアムの一部を用いた各種スポーツイベントや音楽イベントなどの再開も予定されています。

街中の様子としては、マスクをしている人はほぼおらず、買い物などをしていても多くの人とすれ違う状況です。ただし、人々のコロナウイルスへの意識は依然として高く、店舗に入る時は消毒液で手指をケアしたり、使用されたスーパーマーケットのショッピングカートは従業員がつど消毒をする、飲食店への入店時には連絡先を記載させるノートが置かれるなど、国や州のルールに加えて、企業や自治体、個人レベルでの自主的な感染対策が施されている状況です。

 

渡航規制について

日豪両政府において、特段の事情がない限り互いの国への入国は依然として制限されています。

また、6月15日現在、海外渡航を目的とする国際線の運行についても非常に限定的な状況が続いています。

 

日本航空(JAL)
8月1日までシドニー・羽田線、メルボルン・成田線を運休

全日空(ANA)
8月1日までシドニー・羽田線は週3便(月・木・土)の運行を継続
7月31日までパース・成田線を運休

カンタス航空
7月末まで全ての国際便を運休

ジェットスター航空
7月末まで全ての国際便を運休

ヴァージン・オーストラリア航空(任意管理手続きによる経営再建中)
8月9日までのブリスベン・羽田線の予約を停止

 

また、日本の外務省からの通達によると、オーストラリアを含む海外地域への渡航者は、特段の事情がある場合においても、日本への再入国時には14日間の隔離措置とPCR検査の実施対象となります。

今後もこういった状況や規制は順次変化していくものと思われますので、弊社としても現地から状況を随時お伝えさせて頂きます。

また、海外渡航および親子留学をご検討のお客様は、併せて政府や省庁からの公式なアナウンスをご参考にして頂けたらと思います。

(HelloKids事務局 Yuta)

 

子どもの英語力を高める「Show&Tell」とは?

海外旅行や留学などの機会が制限されている今、子どもの英語力を磨くにはどうしたら良いのか、お悩みの親御様も少なくないようです。

今回は、オーストラリアや欧米の幼稚園や小学校などでも取り入れられている「Show&Tell」という学習方法についてご紹介させて頂きます。

 

Show&Tellとは?

やり方はシンプルです。

まずは、一人の子どもが他の子供たちの前で、何かのテーマやモノについて発表や説明をします。

その後に、そのプレゼンテーションを聞いた子どもたちからの質問に答えるという流れです。

どんなテーマや内容について発表を行うかはすべて子どもの自由です。

正解や正しいやり方はありません。

周囲でサポートを行う幼稚園の先生や保護者たちは、子どもがスムースに発表を行えるようにサポートをしたり、積極的に褒めることで、彼らの自己肯定感を高め、その場を盛り上げます。

みんなの前で発表を行うというと、日本では子どもたちが緊張をして、言いたいことが言えなくなってしまうのではないかと不安を感じられる方も少なくないようです。

ですがオーストラリアや欧米の子供たちは、こうした場面に慣れているので、自信を持って堂々と話し、Show&Tellの機会をむしろ楽しみにしているのです。

 

Show&Tellが日本の子どもたちに効果的な理由

Show&Tellは、子どもの自己肯定感を高めるためにも非常に効果的です。

参 考) 「日本とは少し違う?子供の自己肯定感を高める5つの方法」

教育水準が高い日本の子どもたちが大人になってから英語に苦手意識を持つ理由、それは英語に対する自信のなさや、自己肯定感の低さが原因とも考えられます。

「失敗したらどうしよう」
「うまく話せるか自信がない…」

多くの場合、こういった不安や心配は英語の知識やスキルよりも、自信や自己肯定感の低さから生じているケースがほとんどです。

これからますます英語を使う必要性が高まっていく子どもたちの将来において、幼児年代などの早期から英語やネイティブとのコミュニケーションに触れ、彼らの自信と自己肯定感を高めるための体験をさせてあげることが大切なのではないでしょうか。

 

家庭でできるShow&Tellの練習方法

さて、では実際にShow&Tellを行うにはどうしたら良いのでしょうか?

ここでは、家庭でも簡単にできるやり方をご紹介したいと思います。

まずは実際の様子を見てみましょう。

 

 

プレゼンテーションと言っても、大人がビジネスの場で行うようなフォーマルな雰囲気のものではありません。

あくまで自由に、そして楽しく、インタラクティブなカタチで行うのがベターです。

子どもに何について話をしたいか考えさせ、大人たちはそれをサポートします。

気になることを質問したり、「いいね!」「可愛いね!」などと、会話が弾むようにポジティブな反応を示すことで、説明を行う子どもたちの気分を盛り上げてあげましょう。

まずは、簡単な英語を使う練習からで構いません。

自分の名前や、何について説明をするのか。また、どうしてそれが好きなのか、何を伝えたいのか、少しづつでも、英単語を用いて説明をする練習をさせてあげましょう。

英語を使ってお話ができた、褒められたという経験を積ませてあげることが、英語への抵抗感を和らげたり、自己肯定感を育むきっかけとなります。

 

いかがでしたでしょうか?

まずはご家庭でも簡単にできる、Show&Tellの練習を行うことで、子どもたちが少しでも普段から英語に触れる機会を用意してあげることが、彼らの英語力と自信を高める良い機会となるかと思います。(HelloKids事務局 Yuta)

 

 

 

 

 

言語を学ぶことは、その国の文化を知ること。

一般的に表現される「英語」という言語の中には、「British English」「American English」などの様々な種類があり、それぞれが独自の特徴や成り立ちを持っています。

ここオーストラリアで使われている、いわゆる「Aussie English」にも、他の英語とは微妙に異なる独自の言い回しや表現方法、発音などの特徴があります。

言語を学ぶことは、その国の文化と歴史を学ぶこと。

今回はオーストラリアの「Aussie English」についてご紹介していきたいと思います。

 

Aussie Englishの特徴

オーストラリアはかつてイギリスの植民地だった経緯もあり、言語としてはBritish Englishをベースにしていますが、いくつかのローカライズされた特徴や違いがあります。

一般的に日本で標準的に使われているAmerican Englishと比較すると、Aussie Englishは、アメリカやイギリス、ニュージーランドなどで英語を話す人とはアクセントや話し方が一部異なります。

 

Aussie Englishの例

オーストラリアで用いられる一般的な英語表現には、例えば以下のようなものがあります。

 

“G’day” – 「こんにちは」や「元気ですか?」という意味で使われます。ただし、「g」の音を短く切りながら、「daaey」に近い音の「day」を強調されます。

“Mate” – 友人の代名詞で、主に男性が使用します。”G’day mate “などの挨拶としても使われます。

“Fair dinkum” – 事実や真実を述べるときに使われます。

“No worries” – ”大丈夫です” ”OK”というニュアンスで使われるとても一般的なフレーズです。

“O-word” – オーストラリア人は、一般的な単語に “smoko”(タバコを吸う)、”arvo”(午後)、”garbo”(ゴミ収集)、”bottlo”(酒屋)などのように “o “をつける習慣があります。

 

Let’s speak “Aussie English”!

言葉を短く省略したり、発音が一部変化したりと、Aussie Englishでは一部独特な表現の仕方が必要になりますが、こう言ったローカルな表現を使うことで現地の方ともより深くコミュニケーションができるかもしれません。

オーストラリア人は発音を短縮することが多く、例えば”meeting “は “meetin “になり、”going “は “goin “となります。

また、語尾の文字を変えて用いることも多く、例えば、”super “は “supah “になり、”dinner “は “dinnah “と変化します。

その他にも”oo”の音は”ew”と変わります。例えば、”pool”は”pewl”に、”school”は”skewl”となります。

 

いかがでしょうか?

ぜひ一度インターネットなどでオーストラリアのテレビを見たり、ラジオを聞いたり、地元の人と話したりして、オーストラリアのアクセントに触れてみてくださいね。

尚、オーストラリアは多民族国家なので、オーストラリア人全員が全く同じ発音で話すわけではないことにも注意しましょう。

 

オーストラリアで英語を学ぶメリット

オーストラリアは英語を学習したい方、中でも特に日本人の方には多くの利点があります。

政府が定める品質基準に基づいた高水準で体系的な教育プログラムと語学教材
・最先端のテクノロジー活用
・アジア地域との時差の少なさ
・高水準の医療サービス
・多民族国家ならではのインターナショナルな環境を体験できる

幼児から大学生・社会人を含めると、オーストラリアは世界で3番目に人気の高い留学生の渡航先となっており、現在では約70万人もの留学生が滞在しています。

現在はコロナウイルスの蔓延により国内外への渡航が制限されていますが、早期に状況が落ち着き、皆様が再びオーストラリアを訪れることができる日が1日も早く来ることを、スタッフ一同心待ちにしております。(HelloKids事務局 Yuta)

 

 

 

 

 

バイリンガルを目指すには、”英語脳”を鍛える

「子供の時から英語を学んでいれば良かった…。」

そうお感じになったことがある方は少なくないようです。

ネイティブと遜色のない、自然なコミュニケーションができるようになるには、幼少期からいわゆる”英語脳”を鍛えておくことが大切です。

近年の脳科学研究によれば、第一言語と第二言語を使用する際には、脳の異なる領域が活動することが明らかになっています。

また、一般的に言語学習には”臨界期”(人間の発達段階において、学習効果が最もよく現れる時期のこと)というものがあると言われています。

これらのことからも、大人になってからよりも子供のうちから”英語脳”を鍛えておくことが効果的であることがお分かりいただけます。

では英語脳を形成するためには、何歳から”英語脳”を鍛えれば良いのでしょうか。

これに関しては様々な研究や論文が発表されており見解も様々ですが、一般的にはやはり幼少期から英語に触れることが有効とされています。

ここで言う”英語脳”とは、英語を英語のままインプット・アウトプットができるようになる脳の働きのことです。

英単語や文法などを単純に学ぶだけでは、なかなかネイティブやバイリンガルのように英語を流暢に使えるようにはなりません。

英語を日本語に変換することなく、英語を英語のまま無意識に認識し、扱えるようになるには適切なトレーニングを行うことが重要なのです。

そもそも日本語と英語では、ベースとなる母音の数が大きく違います。

日本語は”ア・イ・ウ・エ・オ”の5つのみなのに対して、英語には24もの母音が存在します。

 

-文字と音の関係性を学べるフォニックス学習法-

 

また、英語の音は1,800~12,000 hz(ヘルツ)、日本語の音は125~1,400 hz (ヘルツ)程度であり、共そもそも認識される音として全く別物であることがわかります。

加えて、英語の発音には”リエゾン”と言われる、”音と音が重なって発音が変化する”ことが、日本人が英語を聞き取ることをより一層困難なものにしているのです。

自分自身でうまく発音ができない音は、耳から正しく聞き取ることができません。

これは脳の認知機能がうまく働いていないからです。

つまり”英語脳を鍛える”には、”文字よりも、音を学ぶ”ことにフォーカスする必要があるのです。

そして正しい発音を身に付けることで、英語のヒアリングスキルを同時に開発することができるのです。

 

この動画では、言語の切り替えに必要な努力と注意が、脳を活性化するきっかけとなると述べられています。

また、バイリンガルの脳は実行力や問題解決、タスクの切り替え、そして不要な情報を取り除き集中力を高めるために大きな役割を担っている背外側前頭前皮質が強化されていることにも触れています。

では、効果的に子供の”英語脳を鍛える”には、どのようにすれば良いのでしょうか?

英会話レッスンに参加をさせたり、英語のアニメを見るなど、方法は多岐に渡ります。

また、リピーティングやシャドーイングなど、英語の音を身につけるための学習方法も様々ですが、近年注目を集めている英語の学習方法に「CLIL(クリル)」というものがあります。

CLILとはContent and Language Integrated Learningの略称で、”英語を学ぶ”のではなく、”英語で学ぶ”というアプローチをとることが特徴です。

子供たちは教師や親にやらされることよりも、自らの好奇心に従って自発的に行動を起こすことから様々なことを学習し、新しい事柄を吸収します。

ここで我々親が子供たちに対して行うべきことは、彼らがどんなことに興味や関心を抱いているのかを見極め、それらを英語学習に掛け合わせて、楽しく能動的に学びたくなるような環境を整えてあげることです。

英語学習それ自体を目的化せずに、手段として英語学習を活用する方が、特に子供たちにとっては学習を続けるモチベーションの維持にもつながるのです。

また、英語学習には”身体性を伴うコミュニケーション”が重要であることも最近の脳研究により明らかになってきています。

一方通行的に動画を視聴したり、英語のCDを聞いたりするのではなく、親や英語の先生など、実際に人間同士が相互にコミュニケーションを行う方が、英語の学習には効果的であると言われています。

さて、今回は「バイリンガルになるためには、”英語脳”を鍛える」というテーマでお伝えをしてきました。

英語学習には様々な方法や考え方、アプローチがありますが、大切なのは子供たち自身の好奇心に目を向け、それをサポートする保護者の存在と子供が幼少期からたくさん英語に触れられるような環境づくりなのです。(HelloKids事務局)

 

 

 

 

 

子供たちも大好き!オーストラリアの動物たち

オーストラリアでは、7月1日を目処にスポーツやエンターテイメント、美術館などの各種施設やアクティビティも営業を再開し始めました。国内では多くの州を跨いだ移動も可能になり、久しぶりの遠出を楽しむ人々も増えてきています。

ビーチでのピクニックや深い森を散策するハイキング、川や湖で楽しむカヤックなど、年齢層を問わずに国内外のツーリストを魅了する様々な魅力に溢れるここオーストラリアですが、その中でも子供たちにオーストラリアが人気の理由の一つに、「大自然や動物との近さ」が挙げられます。

 

 

特にクィーンズランド州においては、ブリスベンやゴールドコーストといった都市部にいながらも、このような自然の風景や野生動物との触れ合いを楽しむことができます。

HelloKidsを運営するセンターの多くが位置するここゴールドコーストでは、週末になると周辺のエリアから車を走らせて多くのファミリーがやってきます。

特に人気が高いのは、コアラと一緒に写真が撮れるCurrumbin Wildlife Sanctuary

 

 

 

ちなみにコアラを抱いた時には、ユーカリのいい匂いがするんです。

その他にも人気の動物たちはこちら。

 

 

 

日本の動物園とは異なり、もともとある自然環境を活かした空間での動物たちとの出会い。

それは、私たちが自然や動物たちと共にこの地球に住んでいることを思い出せてくれる、貴重な体験になることと思います。(HelloKids事務局 Yuta)

 

 

 

 

 

コロナ禍におけるオーストラリアの家庭生活について

日本やオーストラリア、そして世界中の子供たちは、世界的な新型コロナウイルス感染症によるパンデミックのために、旅行や外出も制限され、安心して学校にも行けない状況を余儀なくされています。

祖父母は孫に会うこともできず、子供たちは学校で友達と遊ぶことも満足にできませんでした。また、あらゆるスポーツイベントやフェスティバルは中止、映画館は閉鎖され、レストランや多くのショップも営業停止となったところが少なくありません。

7月1日の現時点で規制は徐々に緩和され、6月中には学校もほぼ再開されていますが、今後、ウイルス流行の第二波が来るのではないかという懸念から、以前のような日常生活へ完全に戻るまでにはまだまだ時間を要することが予測されています。

グローバルスカイ・エデュケーション・グループが運営するアーリーラーニングセンターの多くが位置するクィーンズランド州は、7月10日から隣接する州とのボーダーを再びオープンにすることを宣言していますが、再び感染者数が増えている南部のビクトリア州からの訪問者はこの方針から除外されています。

また、オーストラリア人は免除を受けない限り海外への渡航は引き続き禁止されており、市民、永住者、家族以外の海外からの訪問者には依然として国境が閉鎖されたままの状況になっています。

日本ではフェイスマスクの着用は日常生活の一部となっていますが、ここオーストラリアでは実際のところあまり見かけることは多くありません。

しかし、市民に他者から1.5メートルの距離を保つことや定期的な手洗い、症状を自覚したら速やかに検査を受けることなど、”Social Distance”を保つことが人々には求められています。

幸いオーストラリアでは多くの国に比べてコロナウイルス による感染者の症例数が少ないのが現状です。

6月30日現在、Department of Healthが報告した患者数は7,834人、死亡者数104人、その多くは70歳以上の高齢者です。

オーストラリア国内における感染状況は徐々に落ち着いてきているとはいえ、依然として不安は残っており、子どもたちはメディアで日々流れるニュースに不安を感じているようです。

 

子供たちとの会話の大切さ

米国疾病対策予防センターは、多くの子どもたちが自分や家族、友人がコロナウイルスに感染してしまうのではないかと不安を感じている現状を危惧しています。

子供たちの親や周囲にいる大人たちは、彼らのメンタル的な不安や心配を軽減するためにも、下記のようなアクションをとることができます。

* 冷静であること – 子どもたちは親の言うことや言い方に反応するので、子どもたちに話しかけるときにはなるべく冷静さを保つことが大切です。

* 子供たちが安全であることを認識させる – 彼らが動揺したり、ストレスを感じている場合には、時間をかけて安全・安心であることを彼らに伝えましょう。

* 出来うる限り子供たちの話を聞いたり、ゆっくりと話をすることを心掛けましょう。

* 子供たちがテレビやラジオ、インターネットで見聞きするものには注意を払いましょう。コロナウイルス に関する様々な情報が交錯することで、彼らに不安に感じさせないことが大切です。

* お子さんの年齢や発達段階に合わせて、正しく客観的な情報を提供しましょう。インターネットやソーシャルメディア上に流れる情報の中には不正確なものもありますので、正しい情報を得るように努めることが大切です。

* こまめに手を洗う、咳やくしゃみをしている人に近づくを避けるなど、ウイルスの蔓延を防ぐために必要となる日常的な行動を子供たちに伝えておきましょう。

 

The Australiαn Red Crossでは、保護者の方向けに子供たちにどのようにコロナウイルスに関して説明をすれば良いのか、ウイルスとは何か、どのように広がっていくのか、これ以上広がらないようにするにはどうしたらよいかなど、多くのヒントを紹介しています。

ある慈善団体では、家族での話し合いに子供たちを参加させたり、電話やビデオ通話などで友人や親戚の様子を確認すること、近隣の人に食料品を届けるなど、子供たちを地域のボランティア活動に参加させることで、子供自身に「自分が状況をコントロールしている感覚」を体験させてあげることを提案しています。

一方でコロナウイルスによる強制的なロックダウンや外出自粛により、多くの家族がこれまで以上にコミュニケーションを図る機会が増えたことは、ポジティブな側面と見なすこともできます。

未だ完全なウイルスの終息までには時間を要することが予想されていますが、以前のように気兼ねなく外出や旅行、友人とのお出かけを楽しめるような日々が少しでも速く戻ってくることを切に願っています。(Hellokids事務局 Yuta