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オーストラリアへの移住は、どんなご家庭にとっても大きなチャレンジです。特に小さなお子様を持つ日本人のご家族にとっては、新しい文化・言語・ライフスタイルに慣れるまで、戸惑うことも多いかもしれません。
そんな時こそ、おうちの中でオーストラリアの暮らしや英語を自然に取り入れながら楽しめる 「ファミリーアクティビティ」 を取り入れてみませんか?どれも簡単に始められる内容で、英語がまだ得意でないお子様でも、楽しみながら学ぶことができます。ここでは、今日からすぐに試せるアイディアをいくつかご紹介します。組み合わせたり、アレンジしたりして、ぜひご家庭の新しい習慣のひとつにしてみてください。
1. Today’s English Box
英単語やフレーズを紙に書いて箱に入れておき、毎日ひとつずつ引いて、記憶します。「See you later!」「kangaroo」「We’re heading to the shops」など、短いものでOK。その日一日、家族全員がその言葉を使ってみるのがルールです。うまく言えなくても大丈夫。大切なのは「一緒にチャレンジする」こと!覚えた言葉は “Word Journal(英単語ノート)” などに書き留めていきましょう。
2. 今日の学びをシェアする
夕食時に「今日はオーストラリアについて何を学んだ?」と聞いてみましょう。学校で覚えた単語、スーパーで見つけた不思議な食べ物、公園で見た動物など、なんでもOK。パパやママも一緒にシェアすることで、子どもに「毎日の生活の中から学べることがある」と伝えることができます。
3. テーマ別 Word Journal
ノートを用意して、ページを「動物」「植物」「食べもの」「場所」「スポーツ」などのテーマで分けてみましょう。その週に学んだ単語や絵、写真、葉っぱのこすり絵などを貼っていくと、楽しい家族の記録帳になります。数ヶ月後に見返したとき、どれだけ英語力が伸びたかが一目でわかりますよ。
4. オーストラリアのおやつを味わう
食べ物は文化を知る最も身近な方法です。週にひとつ、新しいオーストラリアのおやつを選んで味見してみましょう。ラミントン、ベジマイトトースト、マンゴー、ティムタム、アボカドトーストなどなど。「甘い」「すっぱい」「しょっぱい」などの英単語も一緒に覚えると、自然に語彙が広がります。
5. Backyard Safari
オーストラリアでは、街中でもたくさんの野生動物に出会えます。庭や近くの公園で見つけた動物や昆虫をリストアップして観察してみましょう。「cockatoo(オウム)」「magpie(カササギ)」など、見つけたら写真を撮ったり絵を描いたり。これからオーストラリアを訪れることを検討されている方も、近所で見かける動物を英語で調べてみるだけでも結構楽しいはずですよ。
6. 近所でTreasure Hunt
新しい環境に慣れるためには、近所をゆっくり探検するのもおすすめです。「bus stop」「café」「playground」「gum tree」など、よく見るものを英語で書いた“ビンゴカード”を作りましょう。お散歩しながら見つけたものにチェックを入れていくゲーム形式にすれば、自然と語彙が身につきます。
7. 英語のFamily Calendar
壁やホワイトボードに、英語で予定を書いたファミリーカレンダーを作ってみましょう。「swimming lesson」「video call grandma」「BBQ at the park」など、実際のイベントを書くことで、英語が生活に結びつきます。子どもが絵やシールでデコレーションすれば、毎日の習慣づくりにも役立ちます。
8. Aussie English クイズ
よく聞くオーストラリア特有の英語表現(スラング)も、ゲーム感覚で楽しく覚えましょう。
たとえば
kindy = kindergarten(幼稚園)
brekky = breakfast(朝ごはん)
arvo = afternoon(午後)
footy = football(サッカー/ラグビー)
ta = thanks(ありがとう)
子どもたちに意味を当ててもらったり、使ってみたりすることで、英語がぐっと身近になります。
まとめ
オーストラリアへの移住をご検討中のご家庭も、すでに現地での生活が始まっているご家庭も、こうした小さなアクティビティを日常に取り入れることで、英語の学びと新しい環境への適応が楽しく進められるはずです。おやつを食べたり、言葉をメモしたり、動物を観察したり。そんな何気ない時間の積み重ねが、きっとお子さんにとっての「オーストラリア生活の宝物」になるのではないでしょうか。
(Hello Kids 事務局)